この新たな伝染病は『食』の現場だけでなく、子どもたちのプールや砂場、公園
の遊戯施設をも直撃したことは記憶に新しい事件です。目に見える糞やゴミと異な
り微細で目にできない一般細菌や大腸菌などの細菌汚染の実態確認は衛生管理上
大変必要なこととの認識があっても、従来の細菌検査法(公定法)では高価な検査設備や器具、高度な技術が必要で検査期間も数週間と長期、費用も大変高額でした。
細菌の種類や数を知ることも必要ですが差し当たり、砂場に細菌がいるか。いないか。を安い価格で知っておきたいとのご要望に応え、簡易細菌分析法を導入しております。
検体の採取
採取は当店で行ないます 。
1. 検体(砂)の採取個所:3~5ヵ所
採取量:1ヶ所:20g(総採取量60~100g)
2. 採取方法:無菌スプーンを使って検体を無菌の採取袋に入れ、空気をしごき出しておく。
検査対象と方法
検査対象は下記の3種
1. 一般細菌(バクテリア)
(1) 検体(採取した砂)に定量の減菌生理食塩水を加え攪拌する
(2) 検査培地(試験紙)に無菌スポイトで1ml落す
(3) フラン器(恒温器)で温度35±2℃を保ち20時間培養する
(4) 培地に顕われた青色斑点の数を読み取る
2. 大腸菌群
(イ)(ロ)同上
(ハ)フラン器(恒温器)で温度35±2℃を保
ち12~20時間培養する
(二) 培地に顕われた赤色斑点の数を読み取
る
3. ブドウ球菌
(イ)(ロ)同上
(ハ)フラン器(恒温器)で温度35±2℃を保
ち20時間培養する
(二)培地に顕われた 色斑点の数を読み取
る
検査報告書の発行
検査報告書は採取の日から2~3日後に提出いたします。
検査資料の保存
検査資料(発色後)は直ちに加熱殺菌し、説明資料とする
不用となった資料は焼却処分とする